介護保険が始まったとき「社会全体で支える安心の介護保険」がキャッチフレーズでしたが、介護保険を払っても特養ホームに入れない入所待ちは実に深刻です「なぜ特養ホームが足りないのか、介護保険10年も払ったが不公平で役に立たない」との声が広がっています。
なぜ特養ホームを増やせないのか。国は高齢化率等を基準に参酌基準を設けて制限し、ホーム建設の補助金を削ったために特養ホームの経営が厳しくなり、更に介護報酬も下がり施設で働く人の待遇は悪く、離職率は17%をこえて人材が確保できないところに、進まない要因があります。ちなみに市直営の萬翠荘、豊寿園の二つの施設で年間約2億3000万円の赤字です(建物償還金含む)。
いま市内で特養ホームの入所持ちは約500人。ダブって申し込みをしている方を整理すると約200人ぐらいです。いま在宅で月5000円(非課税世帯は7000円)の寝たきり介護手当を受けている方(介護4又は5)は市内で143人(昨年度決算)。在宅サービスを限度いっぱい使っても、ひとりでは暮らせません。
秋田県小阿仁村では、自宅介護が必要なために働くことができない家族に対し、介護保険から12万円支給しています。その根拠は特養ホームに入った場合、月35万8300円の介護費用がかかります。その内訳は約2分の1が40歳以上の方が払う保険料。後の半分のうち市の負拍は12.5%、国20%、県17.5%となっています。高知県本山町では月3万円支給していますが、当市の月5000円は余りにも少なすぎます。
一方で介護保険会計は昨年度3億6600万円の黒字です。サービスが足りないか取りすぎた結果です。
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