ある精神障害者を親族にもつ方から、「Aさんは2級の障害者手帳をもっているが、入退院を繰り返している。医療費はかかるし自分も年を取り、いつまでも見れない。どうしたら良いか」という相談です。
一緒に福祉課、国保課の障害者の担当に会いました。身体障害者医療費は1、2級の障害者手帳をもっていれば無料で、非課税世帯の場合は3級も無料になります。知的障害の場合も判定がAまたはBの場合は無料です。
精神障害者で、人に危険を及ぼす場合などは、強制的に入院の“措置入院”となり医療費は原則無料ですが、その他の1級または2級、3級の場合、精神的疾患の治療に関しては、限度はありますが1割の負担(自立支援法による)です。更にその他の病気についてはすべて上限付きの3割負担で無料になりません。Aさんは障害者年金の2級で基礎年金をもらっています。住まいは親戚の家を無料で貸してもらっていますので、生活保護の対象になりません。
障害者の場合、身体、知的、精神障害をまとめて3障害といわれ、平等に扱われているものと思っていましたが、精神障害者は、全く脇に置かれていた事が分かりました。
もう一つの問題は、いま国の施策で「社会的入院を減らす」という理由で入院患者を地域に返す政策をとっていることです。長い間入院していた方々が、急に投げ出されても、周りの人々と円満に暮らせるでしょうか。
いま貧困格差がひどい社会のなかで、ついて行けない人達が増えるのではないかと心配されます。こういう人達こそ、安心して医者にかかれる事が大前提で、しかも指導員の居るグループホームがなければと考えさせられました。
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